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青葉被告、起訴内容認める 「やり過ぎた」、弁護側は無罪主張―検察「小説盗用と恨み」・京アニ初公判

配信
京都府警伏見署に入る青葉真司被告=2020年5月、京都市伏見区

京都府警伏見署に入る青葉真司被告=2020年5月、京都市伏見区

 京都アニメーション第1スタジオが放火され36人が死亡、32人が重軽傷を負った事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の初公判が5日、京都地裁(増田啓祐裁判長)であった。青葉被告は起訴内容を認めて「現在ではやり過ぎたと思っている」などと述べ、弁護側は心神喪失による無罪を主張した。

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 検察側は小説のアイデアを盗用されたと思い込んで一方的に恨んだと指摘し、完全責任能力はあったと反論。平成以降で最悪の犠牲者を出した放火事件は、発生から4年余りを経て審理が始まり、刑事責任能力の有無が最大の争点となる。

 青葉被告は罪状認否で「私がしたことに間違いありません。こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っていなかった」などと述べた。

 検察側は冒頭陳述で、10年かけた小説が「京都アニメーション大賞」に落とされ、アイデアまで盗用されたと思い込み、社員も「連帯責任で同罪」と恨み決行したと指摘。3日前にさいたま市から京都入りし、下見などから第1スタジオの従業員が最も多いと考えて狙ったとした上で、「妄想に支配された犯行ではなく、筋違いの恨みによる復讐(ふくしゅう)で、自己愛的な性格から責任を転嫁した」と強調した。

 また、証拠調べで、生存者の一人が「もう助からないと思った」とする調書を読み上げた。

 一方、弁護側は心神喪失・耗弱により刑が減免されるとし、建物の構造が犠牲者を増やす一因になったと主張。冒頭陳述で「インターネット掲示板を通じて憧れの女性監督にばかにされたと思った。小説を2回落とされ、放送された作品にもアイデアが使われたと感じ、京アニを消滅させようとした」などと説明した。

最終更新:

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