• X
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

玉城氏、表情厳しく「対応検討」 宜野湾市長「判決尊重すべきだ」―辺野古訴訟

2023年09月04日22時07分

記者会見する沖縄県の玉城デニー知事=4日午後、県庁

記者会見する沖縄県の玉城デニー知事=4日午後、県庁

  • 記者団の取材に答える沖縄県宜野湾市の松川正則市長=4日午後、同市役所
  • 米軍キャンプ・シュワブのゲート前で機動隊員に強制退去させられる人たち=4日午後、沖縄県名護市
  • 記者団の取材に応じる沖縄県名護市の渡具知武豊市長=4日午後、同市役所

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る訴訟の最高裁判決を受け、玉城デニー知事は4日、記者会見し、今後の対応について「判決内容を踏まえ検討する」と繰り返した。一方、松川正則宜野湾市長は「非常に重い判決で、行政として尊重すべきだ」と玉城氏をけん制した。

辺野古移設、沖縄県の敗訴確定 国の是正指示「適法」―工事本格化の可能性・最高裁

 玉城氏は、厳しい表情を浮かべて会見に臨んだ。「移設阻止を求める県民の意思は変わらない」と話し、公約で訴えた自らの政治姿勢に変わりはないと強調した。
 ただ、行政トップとしては軟弱地盤に伴う工事の設計変更を承認する法的義務を負った。「一般論としては検討せざるを得ない」と含みを持たせ、「自らの政治姿勢と行政判断の整合性をどう取っていくかが、知事には最も重要だ」と語った。
 一方、普天間飛行場がある宜野湾市。返還合意から27年たつが、市街地への米軍機部品の落下などが相次いでいる。判決を受け、松川氏は記者団に「我慢の限界だ。県が法廷闘争を続ける間も、市民の心は1日も休まらない。(移設計画が)大きく動くと期待している」と訴えた。

関連記事

こんな記事も

社会



ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ