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デサンティス氏、正念場 初の候補者討論会―米共和

2023年08月24日07時08分

米フロリダ州のデサンティス知事=7月28日、アイオワ州デモイン(AFP時事)

米フロリダ州のデサンティス知事=7月28日、アイオワ州デモイン(AFP時事)

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)時事】米共和党は23日夜(日本時間24日午前)、来年11月の大統領選に向けた第1回候補者テレビ討論会を中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで行う。他候補をリードするトランプ前大統領(77)が欠席を表明する中、最大のライバルとされるデサンティス・フロリダ州知事(44)が指名レース最初のヤマ場でいかに印象を残せるかが焦点となる。

不在でも「主役」トランプ氏 共和初の候補者討論会―米大統領選

 次世代の大統領候補と期待されたデサンティス氏だが、5月の出馬表明以降は伸び悩みが目立つ。今年に入り、4回も刑事訴追を受けたトランプ氏が「魔女狩り」を訴えて支持層の同情を集めたこともあり、世論調査で首位に立つトランプ氏との差は開き続けている。
 デサンティス氏はディベート能力が必ずしも高くないとされる。知事再選を果たした昨年の中間選挙では、対立候補の質問に黙り込む場面もあり、今回失態を演じれば命取りとなりかねない。
 さらに、トランプ氏に似た過激な発言で注目される若手実業家のラマスワミ氏(38)がじわりと人気を集め、デサンティス氏の脅威になりつつある。米紙によると、陣営関係者はデサンティス氏に「討論会ではトランプを擁護し、ラマスワミをたたけ」と助言しているという。
 討論会にはデサンティス、ラマスワミ両氏のほかに、ペンス前副大統領(64)、ヘイリー元国連大使(51)、スコット上院議員(57)、クリスティー前ニュージャージー州知事(60)、バーガム・ノースダコタ州知事(67)、ハチンソン前アーカンソー州知事(72)の8人が参加する。トランプ氏が不在のため、2番手のデサンティス氏に他候補の攻撃が集中しそうだ。
 一方、トランプ氏は他候補への注目度を下げるため、討論会に重なる時間帯に保守系司会者とのインタビューをオンライン配信して対抗する構えだ。

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