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「遺憾を通り越し憤り」 日大寮再捜索で硬化も―アメフト関東学連

2023年08月22日17時27分

 日大アメリカンフットボール部を巡る違法薬物所持事件で警視庁は22日、複数の部員が関与した疑いがあるとみて、同部寮に対し2度目の家宅捜索をした。大学側は連帯責任を負わせないとして部の活動を再開させているが、関東学生連盟の広田慶理事長は取材に対し、捜索段階であることを踏まえた上で「(関与が)2人以上であれば、遺憾を通り越して憤りの気持ち」と手厳しい。

日大アメフト部寮を再び捜索 複数部員が薬物所持か―警視庁

 日大は部員が逮捕された5日に決めた「無期限活動停止」の措置を1週間足らずで解除。大学は「個人の犯罪」と断定した形だが、学外の理解は得られていない。複数部員の関与が確認されれば、改めてその判断の是非が問われる。
 関東学連による「当面の間の出場資格の停止」処分は継続中で、所属する関東大学リーグ1部上位は第2戦までの中止が決まった。今後は、勝敗がカウントされない参考試合として参加する道が残されている。しかし、処分理由の一つは、部内で違法薬物が広がっていることへの懸念だった。2度目の捜索が入ったことで、学連も一層態度を硬化させそうだ。
 日大が8日に開いた記者会見で、部の存続について問われた沢田康広副学長は、「複数、多数が(違法薬物に)関わっていたら、それを前提に考えなければいけない」と述べた。大学日本一を決める甲子園ボウルを21度制した名門が、さらに難局を迎えた。

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