デサンティス氏、対中強硬姿勢 当選なら最恵国待遇取り消し―米大統領選
2023年08月01日05時29分
【ワシントン時事】2024年の米大統領選に立候補している南部フロリダ州のデサンティス知事は31日、経済政策に関する選挙公約を発表した。中国に対する「最恵国待遇」を取り消すと表明するなど、対中国で強硬姿勢を鮮明にした。
デサンティス氏は共和党の候補指名争いで有力視されているが、現時点ではトランプ前大統領の後塵(こうじん)を拝する。
最恵国待遇が認められた中国には、他国に認められた貿易優遇措置が原則的に適用される。これを撤回すれば、大幅な関税引き上げが可能となる。トランプ氏も返り咲きを果たした場合は「即座に取り消す」と語っている。
デサンティス氏は「最恵国待遇を与えた結果、中国はより権威主義的に、強大に、野心的になった」と批判した。「中国からわれわれの経済を取り戻し、経済的主権を回復する」と強調している。