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6600人が解答登録できず 初オンラインの英語「話す」―学力テスト

2023年08月01日07時50分

2023年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)英語の「話すこと」調査に臨む生徒たち=4月18日、東京都内の中学校

2023年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)英語の「話すこと」調査に臨む生徒たち=4月18日、東京都内の中学校

 今回の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、英語「話す」が初めてオンライン方式で行われた。GIGAスクール構想で生徒1人に1台配られた情報端末を活用し、生徒の音声データを文部科学省のシステムに登録する形式で実施。だが、参加した中学3年生約90万5000人のうち約6600人(0.7%)が、解答の音声データを登録できていなかった。

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 同省は2025年度以降、その他の教科も順次コンピューター使用型(CBT)に移行させる方針。担当者は「スケジュールの変更はなく、今回の課題を踏まえながら対策を検討していきたい」と話した。
 5問全ての音声データを登録できたのは全体の90.0%、一部のみ登録は9.3%だった。情報端末の不調やネットワークの遅延などが起きた場合はやり直しを認めていたが、時間が確保できなかったり、不具合が解消されないままだったりしたケースがあったという。
 このほか、システムへのログインや調査完了の手順を誤るなどして、参加自体が記録されなかった生徒もいた。同省は約1万人に上ると推測している。
 今回は、ネットワーク環境の安定性を確保するため、参加した約9600校を約1カ月かけて分散させて行った。その他の教科と同じ4月18日に実施するはずだった500校のうち1校で、準備段階のミスがあり、実施日を遅らせた。

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