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電炉、最終形にあらず JFEホールディングスの柿木厚司社長

2023年07月31日14時39分

柿木厚司 JFEホールディングス社長(同社提供)

 製鉄の将来について「電炉が最終形ではない」と話すのはJFEホールディングスの柿木厚司社長(70)。傘下のJFEスチールは2027~30年に西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)の高炉1基を大型の電炉に転換する。高炉に比べ二酸化炭素(CO2)の排出が少ない電炉の活用で脱炭素を進める。
 ただ、電炉の原料となる鉄スクラップは無限にあるわけではない。高騰する電気代もネックになる。そこで期待するのが高炉から出るCO 2を再利用する「カーボンリサイクル高炉」だ。「既存の高炉をそのまま使える」という利点があり、25年度に始まる実証試験に期待を寄せる。

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