• X
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

ニジェール、新指導者にチアニ将軍 政権移行へ評議会―反乱部隊、軍全体の支持獲得か

配信
ニジェールのチアニ将軍(28日の国営テレビの映像より)(AFP時事)

ニジェールのチアニ将軍(28日の国営テレビの映像より)(AFP時事)

  • 27日、ニアメーで、暴徒に放火された車(EPA時事)
  • 27日、ニアメーの議会議事堂前に集まったニジェールの群衆(AFP時事)
  • 27日、ニアメーで、暴徒の襲撃を受けて黒煙を上げるニジェールのバズム大統領与党の事務所(AFP時事)

 【ニアメーAFP時事】西アフリカ・ニジェールの国営テレビは28日、大統領警護隊を率いるチアニ将軍が政権移行のための評議会トップとして、同国の新たな指導者になるとする声明を報じた。反乱を起こした部隊はバズム大統領の追放について、軍全体の広範な支持を得ることに成功したもようだ。

拘束大統領の「即時解放を」 ニジェール情勢で国連総長

 首都ニアメーでは27日、バズム氏与党の事務所を暴徒が襲撃するなど混乱が起き、反乱軍は国民に平静を呼び掛けている。議会議事堂の周辺では約1000人がクーデターを支持する集会を開催。旧宗主国フランスを批判し、ロシア国旗を掲げてロシア支持のスローガンを叫ぶ人もいた。

 バズム氏はサハラ砂漠南部一帯の国々の中では、欧米諸国と良好な関係を築いてきた。これに対し、2020年以降にクーデターが相次いだ周辺国のマリやブルキナファソでは、ウクライナ侵攻にもかかわらずロシアヘの人気が高まる現象が顕著だ。マリでは軍政が駐留仏軍を撤退させ、ロシアとの関係を強化している。

 バズム氏は26日から、大統領公邸で自らの警護隊によって監禁されている。しかし、ツイッターに「苦労して勝ち取ったもの(民主主義)は必ず守られる。民主主義と自由を愛する国民もそれを望んでいる」と投稿。フランスや米国などからクーデターへの批判が高まる中、権力を失っていないと強気の姿勢を貫いていた。

 これに対し、陸軍のトップ、イッサ参謀長は27日、声明を出し「軍司令部は、流血の事態を避けるため(クーデター実行部隊の)『防衛安全保障軍』による宣言を承認することを決定した」と述べた。大統領を見限り、クーデターに関与した兵士らへの支持を明らかにした格好だ。

最終更新:

関連記事

こんな記事も

国際

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ