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ヒアリ侵入防止へ探知犬 10月、都内港湾で初の実証―環境省

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特定外来生物のヒアリ(環境省HPより)

特定外来生物のヒアリ(環境省HPより)

 環境省は、強い毒性を持つ南米原産のヒアリを嗅ぎ分ける探知犬による国内初の実証試験に乗り出す方針を固めた。水際対策の強化が目的で、10月にも東京都内の港湾施設で実施する。ヒアリは国内で見つかる件数が増えており、政府は4月、重大被害を及ぼす恐れがある外来生物に指定。実証で探知犬の効果が確認されれば、本格導入について検討したい考えだ。

ヒアリ、遭遇したらどうする?~身を守るための対処法~

 ヒアリは攻撃性が強く、国内ではこれまでに北海道、東京、静岡、愛知、兵庫、福岡など18都道府県で100件余りが確認され、対策が急務となっている。

 探知犬は小型のビーグル犬で、台湾のヒアリ調査・駆除会社「モンスターズアグロテック」から輸送される。同省によると、探知犬は台湾のほか、オーストラリアでも活動。2016年度には沖縄県が探知犬の導入を検討したが、日本での導入事例はない。

 探知犬は嗅覚を頼りにヒアリを発見すると「お座り」の格好で人間に知らせる。実証では、港湾施設内のコンテナ置き場で同様に探知できるかを確認。また、▽ヒアリと在来種のアリを区別することができるか▽1日4時間程度集中力を保つことができるか―といった点をチェックする。

 現在、国内の港湾施設では餌を一定の距離で置くことでヒアリを探し出している。同省は実証結果を踏まえ、導入費用なども勘案して検討する。

 政府は今年4月、ヒアリなどを改正外来生物法に基づく初の「要緊急対処特定外来生物」に指定。ヒアリと疑われる生物が発見された場合、物品や車両の移動禁止や消毒、廃棄の命令などを可能とした。

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