「クルマ好きを大切に」　マツダの毛籠勝弘社長

　「クルマ好きを大切にしていきたい」と語るのは、６月に就任した毛籠勝弘マツダ社長（６２）。マツダ車ファンのコミュニティーづくりに特化した別会社を設立し、事業化することを検討。「走る歓び（よろこび）による移動体験の感動を量産する」という企業ビジョンを具現化する。
　これから具体策を詰めていくが「草の根のモータースポーツ事業を強化するなど、顧客体験をつくり出す」というのがコンセプト。販売店での安全運転セミナーなど、顧客との接点を増やしたい考えだ。広島に本社を置く同社ならではの発想によって「地域の皆さんと共創を進めたい」と期待を寄せている。