外山雄三さん死去 指揮者・作曲家、92歳

2023年07月13日18時41分

外山雄三さん(C)三浦興一

外山雄三さん(C)三浦興一

 日本のクラシック音楽界の第一人者として活躍した指揮者で作曲家の外山雄三(とやま・ゆうぞう)さんが11日午後7時2分、慢性腎臓病のため長野県の自宅で死去した。92歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻弥加(みか)さん。後日、お別れの会を開く予定。

〔写真特集〕追悼2023

 1952年、東京音楽学校(現東京芸術大)作曲科を卒業し、NHK交響楽団(N響)に入団。56年にN響を指揮しデビューを果たした。ウィーン留学を経て、60年に日本の民謡を素材に和太鼓などを用いた「管弦楽のためのラプソディー」を作曲。オペラや交響曲、合唱曲など幅広い作品を残した。
 79年からN響正指揮者を務め、各地のオーケストラで音楽監督なども歴任。64年と2000年に尾高賞、83年にサントリー音楽賞を受賞。今年5月、東京都内での公演中に体調を崩し、降板していた。

関連記事

こんな記事も

おくやみ



ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ