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製造業景況感、7期ぶり改善 生産回復、価格転嫁進む―先行きも上昇・日銀短観

2023年07月03日18時06分

【図解】日銀短観・大企業の業況判断DI

【図解】日銀短観・大企業の業況判断DI

  • 日銀本店=東京都中央区(AFP時事)

 日銀が3日発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス5となり、前回3月調査から4ポイント改善した。改善は7四半期ぶり。半導体不足の影響が和らいで自動車の生産が回復し、原材料価格の高騰に伴う値上げが進んで改善につながった。先行きもプラス9と改善を見込む。

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 大企業非製造業はプラス23と3ポイント上昇した。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行して消費活動が回復したことに加え、インバウンド(訪日客)需要が好調だったことから5期連続の改善。ただ、コスト高の継続や人件費増加への懸念が重しとなり、先行きはプラス20への悪化を見込んでいる。

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