国の税収、71兆円突破へ 3年連続で過去最高―22年度
2023年06月28日23時08分
国の2022年度一般会計税収が71兆円台に達したことが28日、分かった。21年度の67兆379億円を上回り、3年連続で過去最高を更新。コロナ禍からの業績回復で法人税収が伸びたほか、物価高で消費税収が膨らんだとみられる。税収が70兆円を超えるのは初めて。
法人所得過去最大の75.5兆円 税収は9番目、21年度調査―国税庁
年度税収は3月期決算企業が納める法人税額などを計上した上でまとめる。財務省は7月上旬に22年度分を発表する予定。
基幹3税と呼ばれる法人税、所得税、消費税はいずれも増収となったもようだ。法人税は円安で企業業績が好調だったことも反映。歴史的な物価高に加え、個人消費が好調で消費税が伸びたほか、企業の賃上げにより所得税も好調だった。