Eバイク発火で4人死亡 電池原因、今年108件目―NY
2023年06月21日09時50分
【ニューヨークAFP時事】ニューヨーク市消防局は20日、マンハッタン南部のチャイナタウンでEバイク(スポーツタイプの電動アシスト自転車)のリチウムイオン電池から発火し、4人が死亡、2人が重傷を負ったと発表した。ニューヨークでは同様の火災が相次いでおり、当局が注意を呼び掛けている。
リチウムイオン電池、火災多発 「非常事態宣言」自治体も―適切なごみ分別呼び掛け
火災は、チャイナタウンにある建物1階の電動自転車や電動スクーターの修理店で発生。現場で記者会見したカバナー消防局長は「リチウムイオン電池とEバイクが原因なのは明らかだ」と説明した。この修理店は以前、安全基準違反で出頭命令を受けたことがあるという。
同市消防局によれば、同様の火災は今年に入って108件目で、今回を含め13人が死亡、66人が負傷した。ニューヨークでは近年、電動自転車や電動スクーターの購入者増加を背景に、関連した火災が急増。2020年に44件だったのが、昨年は220件に上った。