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対空ミサイル、共同調達 独に対抗か―仏など合意

2023年06月20日07時27分

19日、パリで演説するマクロン仏大統領(AFP時事)

19日、パリで演説するマクロン仏大統領(AFP時事)

 【パリ時事】フランスのマクロン大統領は19日、ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえた防衛強化策として、フランスやベルギーなど欧州連合(EU)加盟5カ国が短距離対空ミサイル「ミストラル」を共同調達することで基本合意したと明らかにした。ドイツ主導の調達計画に対抗する狙いがあるとみられる。

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 5カ国はほかに、ハンガリーとエストニア、キプロス。独主導で英国など計17カ国が参加する「欧州スカイシールド・イニシアチブ」は昨年10月に発足し、報道によれば、短距離の防空システムに独製、中距離に米国製、長距離にイスラエル製を採用する。
 これに対しマクロン氏は19日の演説で、兵器調達を「外部に過度に依存すれば、いずれ問題になる」と批判した。ミストラルは欧州製。マクロン氏は欧州の「戦略的自立」が持論だ。
 フランスはイタリアと共に、ウクライナに防空システムを供与。今後、実戦配備が進む。

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