英検2級相当、高校で3割に 新たな教育計画を決定―政府
2023年06月16日19時07分
政府は16日、2023年度から5年間の教育政策の方向性を示した第4期教育振興基本計画を決定した。英語教育の強化を重視し、中学、高校卒業段階の目標をそれぞれ引き上げた。特に高校については、国際的な語学力基準「CEFR」B1レベル(英検2級)相当以上の生徒の割合を、5年後に3割以上にすることを目指す。
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第4期計画では5年後までに、中学卒業段階で6割以上がCEFRのA1レベル(英検3級)相当以上▽高校卒業段階で6割以上がA2レベル(英検準2級)相当以上―に達するよう目指す。第3期計画の目標は、それぞれ5割以上だった。
このうち高校については、B1レベル相当以上の生徒を3割以上にする新たな目標を設定。「グローバルに活躍することが期待される層の拡充」を図る。