「病気は人生の分岐点」 小田凱人の一問一答・全仏テニス車いす
2023年06月10日22時32分
全仏オープン車いす部門の男子シングルスで初優勝した小田凱人との一問一答は次の通り。
17歳小田、史上最年少V 女子の上地は準優勝―全仏テニス車いす
―優勝の瞬間の感情は。
いろいろな感情が芽生えた。最高の一日になった。試合は最初からすごくいい流れでいけた。
―試合中の心境は。
リターンから常にアグレッシブにいこうと意識した。多くの応援が力になった。ウィンブルドン選手権と全米オープンも楽しみ。
―コーチとも抱き合った。
本当によくやったと言ってもらえた。二人三脚で、コーチを信じて練習してきた。
―国枝慎吾さんはどんな存在か。
レジェンド。僕もファンの一人。彼が引退して、今は新たな歴史をつくっている。重圧はあるが、プレーを楽しみたい。
―骨肉腫を乗り越えて夢をかなえた。
病気は乗り越えるべき壁ではなく、あくまで人生の分岐点という感覚。車いすテニスをしていれば、全くマイナスに感じなくなる。悪いことじゃないと、プレーで伝えたい。(パリ時事)