男子は三つどもえ　全日本体操種目別

　男子は残り二つの世界選手権代表の座を、３人が争っている。２大会連続の代表入りを狙う谷川翔は、予選のあん馬と平行棒で高得点をマーク。決勝に向けて「最後は自分と向き合い、谷川翔を出せばいい」と静かに闘志を燃やした。
　ゆかで世界最高峰のＤスコア（演技価値点）を誇る南は、跳躍技のミスで十分に得点を伸ばせず、「あすは圧倒的に勝ちたい」と修正を誓った。初代表を目指す千葉は、あん馬の決勝で力を出せれば悲願に手が届きそう。「（代表に）ちょっとずつ近づいているかな。あん馬は気負わずに演技できれば」と落ちついた口ぶりだった。