エンゼルスの大谷、打撃で挽回 投球は「今季一番悪い」―米大リーグ
2023年06月10日17時11分
エンゼルスの大谷がマウンドで味わった悔しさを打席で晴らした。0―2の三回2死一塁。真ん中に入ってきたチェンジアップを完璧に捉え、中越えに2ランを放った。
投手として一回に先制2ランを浴びていた。二刀流選手ならではの形で挽回し、「打撃の方は良かった。チームが勝ったので、それが何よりかなと思う」と振り返った。
一回に内野安打、五回に二塁打も。投げた日に3安打以上を放つのは今季4度目。球団によると、投手が1シーズンで3安打以上を4度記録するのは1958年に5度マークしたスパーン(ブレーブス)以来、65年ぶり。登板日に打撃で結果を残していることには「たまたま」と話した。
投球では5月15日のオリオールズ戦以来白星がない。この日も制球に苦しむ場面が目立ち、5回3失点で降板。「今季の中でも一番悪いんじゃないかなというくらいの出来だった。全体的に体が動いていなかった」と反省。次回登板で約1カ月ぶりの6勝目を目指す。(アナハイム時事)