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ダム決壊時に爆発の振動 地震研究機関―米偵察衛星は熱検知

2023年06月10日05時34分

ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムの決壊前(左)と決壊後=米民間企業マクサー・テクノロジーズ提供の衛星写真で7日作成(AFP時事)

ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムの決壊前(左)と決壊後=米民間企業マクサー・テクノロジーズ提供の衛星写真で7日作成(AFP時事)

 ノルウェーの地震研究機関「NORSAR」は9日、ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムが6日に決壊した際に「爆発」の振動を感知したと発表した。AFP通信が報じた。

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 爆発は現地時間午前2時54分に起き、揺れは「マグニチュード1~2程度」。約620キロ離れたルーマニア北部でも振動が確認され、担当者は「小さな爆発ではない」と強調した。
 同機関は爆発の原因には触れていないが、これまでの損傷で決壊したのではないという見解に立っている。決壊を巡っては、ウクライナ、ロシア双方が相手側の仕業だと非難している。
 ロイター通信によると、米偵察衛星もダム決壊直前に爆発を検知していたと米当局者が9日、メディアに明らかにした。赤外線センサーが大きな爆発による熱を捉えたという。

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