• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

今季は一味違う甲斐 先制3ランなど4打点―プロ野球・ソフトバンク

2023年06月09日22時37分

2回、先制の3点本塁打を放つソフトバンクの甲斐=9日、ペイペイドーム

2回、先制の3点本塁打を放つソフトバンクの甲斐=9日、ペイペイドーム

  • 2回、先制3ランを放ち、祝福されるソフトバンクの甲斐=9日、ペイペイドーム

 今季は打撃が一味違う。ソフトバンクの甲斐が先制3ランなどで4打点。2021年4月に5打点を挙げて以来の爆発で、チームを勝利に導いた。
 二回2死一、二塁で巨人の左腕横川のフォークを捉えると、打球は左中間テラス席へ一直線。2試合ぶりの4号に、「何とか先制点を、という気持ちだけ。しっかりと自分のスイングができた」。八回2死二塁では、バットを折りながらも左前への適時打。「チームの勝ちにつながるバッティングができた」と満面の笑みを浮かべた。
 今季は下位打線で勝負強さを発揮している。22打点は主軸の栗原、近藤、柳田に次いでチーム4位。1本塁打、27打点だった昨季に比べて打撃が好調な理由は「どうなんですかね」とはぐらかすが、「できることを一つずつやっている」。発する言葉には充実感がにじむ。
 藤本監督も「甲斐が打つと負けない」と話す通り、打点を挙げた試合は昨季から30連勝。FAで加入した嶺井も控えに追いやり、ほぼ全ての試合でスタメンマスクをかぶる扇の要が、攻守に躍動している。

関連記事

こんな記事も

スポーツ総合

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ