交通量回復も電気代高騰響く 首都、2年ぶり赤字―高速道路決算
2023年06月09日21時25分
高速道路6社の2023年3月期連結決算が9日、出そろった。コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進み交通量が回復したことに伴い、料金収入が軒並み増加。ただ、電気代の高騰などが響き、首都高が2年ぶりの赤字に転落し、西日本、阪神、本州四国連絡の3社は減益となった。
純損益は首都が4億円の赤字。一方、東日本が73億円、中日本が31億円、阪神が17億円、西日本と本四が3億円の黒字だった。
料金収入は、東日本が前期比6.7%増の7917億円、西日本が7.7%増の7296億円、中日本が6.4%増の6555億円、首都が6.5%増の2707億円、阪神が3.8%増の1768億円、本四が12.5%増の632億円。サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の事業収入も全社で伸びた。
24年3月期の連結業績は、全社が黒字を見込んでいる。