羽生九段が将棋連盟会長に 棋士と両立「やり切れたら」
2023年06月09日18時44分
日本将棋連盟は9日の理事会で、任期満了で退任する佐藤康光会長(53)の後任に羽生善治九段(52)を選任した。羽生新会長は記者会見で「将棋の伝統を次の世代に良い形でつなげていけるように力を尽くしたい」と語った。
任期は2年間。将棋連盟は来年、東京と大阪の新将棋会館への移転を予定している。羽生新会長は藤井聡太七冠(20)の活躍で注目される将棋の普及とともに、「地方自治体との連携を深め、地域活性化のちょっとしたお手伝いができれば」と述べた。
現役棋士としても、タイトル獲得通算100期達成が懸かる。王座戦挑戦者決定トーナメントでは藤井七冠らとベスト8に進んでおり、会長職との両立について「自分自身、できることをやり切れたらいいなと考えている」とした。