「10割負担」少なくとも533件 マイナ保険証不備で調査―保険医連合会
2023年06月09日18時31分
全国保険医団体連合会は9日、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療機関に行った実態調査の中間結果を公表した。マイナ保険証を扱う施設の約65%が「トラブルがあった」と回答。保険資格を確認できず、患者にいったん10割負担を請求したケースが少なくとも533件あった。
マイナ保険証、トラブル6割 導入医療機関を調査―保険医連合会
別人の情報がひも付けられていた事例も85件確認された。
調査は同会所属の5万4259医療機関に実施。8日時点の集計を公表した。回答したのは35都道府県の7208施設。うちマイナ保険証が利用できるのは6062施設で、64.8%の3929施設が「トラブルがあった」と答えた。