共和ライバルは賛否両論 トランプ氏の起訴報道
2023年06月09日14時36分
【ワシントン時事】機密文書の持ち出しを巡りトランプ前米大統領(76)の起訴が報じられた。2024年大統領選の共和党指名レースを共に戦う候補者たちは、トランプ氏を擁護したり、批判したりと、反応が分かれている。
トランプ氏「起訴された」 機密持ち出し、13日出廷か―口止め料に続き、連邦法では初・米
トランプ氏の最大のライバルとされるフロリダ州のデサンティス知事(44)は8日、ツイッターで「法執行機関の武器化は自由社会への脅威だ」とバイデン政権の対応を批判。「デサンティス政権になれば司法省に説明責任を果たさせる」と誓った。
一方、共和党穏健派で「反トランプ」のハチンソン前アーカンソー州知事(72)は声明で、「法の支配の軽視といったトランプ氏の行動が、米国や共和党を定義するべきではない」と指摘。トランプ氏は選挙戦を終えるべきだと訴えた。
トランプ氏批判で知られるクリスティー前ニュージャージー州知事(60)は「事実関係が明らかになれば多くを語れるだろう」と慎重姿勢に徹した。