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シフィオンテク、揺るがぬ自信 連覇に王手、世界1位も維持―全仏テニス

2023年06月09日10時07分

 間違いなく今大会で最も苦しい試合だった。先取した後の第2セットのタイブレーク。シフィオンテクは相手に先行され、セットポイントを握られた。「いつもと同じように感じた。自信があった」。ピンチの場面でも心は揺らがなかった。

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 精密なショットで押し込み、相手のミスを誘ってしのぐと、力強いフォアハンドのクロスを立て続けに打ち込んで8―7。最後はジャンプしながらラケットを振り抜いて強打を決め、粘る相手を振り切った。
 22歳ながら四大大会での勝ち星は通算60。直近4年間で3度目の全仏決勝に進んだ。サバレンカが敗れたため、今大会で陥落する可能性のあった世界ランキング1位の座を維持することが確定。「自分の力を発揮できる」と言い切る得意のクレーコートで、隙は見当たらない。
 女子シングルスでは、2005~07年に3年連続で制したジュスティーヌ・エナン(ベルギー)以来の連覇に王手をかけた。「目標は他の試合と同じようにプレーすること」。言葉に女王のプライドをにじませた。(パリ時事)

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