４番起用に応え猛打賞　中日の細川、先制打に一発も―プロ野球

　現役ドラフトでＤｅＮＡから中日に加入し、躍進を続ける細川。新天地で初めて４番で先発した。「いつも通りやる」との心構えで期待に応えた。
　「ヒットが出たら乗っていきやすい。集中して打席に入っている」という第１打席。一回１死二、三塁で左中間フェンス直撃の２点二塁打を放った。味方打線を乗せる一打にもなり、序盤で５点。自身は七回に「完璧」と振り返った６号ソロをバックスクリーンへ運び、九回には中前打で猛打賞とした。
　５月はともにリーグトップの打率３割６分、３６安打をマークし、初の月間ＭＶＰに輝いた。「大変光栄なことだし、こんな賞を取れると思っていなかったので非常にうれしい」と実感を込める。
　「去年の自分を見ていたら、今のところだが、ここまで成績を残せると思っていなかった」。充実感はありながらも、現状に慢心することはない。「今後も結果を出して、信頼を勝ち取れるように頑張りたい」。がむしゃらな姿勢でチームを支えていく。