マンＣ、３冠なるか　復活のインテルと決勝―サッカー欧州ＣＬ

　【バルセロナ時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）は１０日（日本時間１１日未明）、トルコのイスタンブールで決勝が行われ、初優勝を目指すマンチェスター・シティー（イングランド）と、１３季ぶり４度目の制覇が懸かるインテル・ミラノ（イタリア）が対戦する。

マンＣ、圧巻の４ゴール　レアルに雪辱―サッカー欧州ＣＬ

　マンＣは３連覇した国内リーグに続いて３日のイングランド協会（ＦＡ）杯決勝も制し、ＣＬを含めた３冠まであと一歩と迫った。実現すれば、イングランドのクラブでは１９９８～９９年のマンチェスター・ユナイテッド以来の快挙となる。
　今季はストーンズがボランチとセンターバックの２役をこなす可変システムを採用し、攻守バランスが向上。緻密なパスサッカーに「怪物」ハーランドを加えた攻撃もすごみを増した。
　２０１６年から率いるグアルディオラ監督にとっては２度優勝したバルセロナ（スペイン）時代から遠ざかっているタイトル。２季前の決勝はチェルシーとのプレミア勢対決に敗れた。勝てば自身もバルセロナ時代の０８～０９年以来となるＣＬを含めた３冠。今回こそ悲願成就なるか。
　イタリア勢の復活を印象付けた今季。インテルは準決勝でＡＣミランとの「ミラノ・ダービー」を制して勝ち上がった。今季はイタリア杯を優勝。「カップ戦のスペシャリスト」と呼ばれるインザギ監督の下、伝統の堅守とマルティネス、ルカクら豪華ＦＷ陣の得点力を生かし、同国クラブとしても０９～１０年以来のビッグタイトルを狙う。
　地力ではマンＣが上ながら、インテルの勝負強さも侮れない。注目の一戦となる。