ＬＧＢＴ法案、９日にも採決　自民、「維・国」取り込み狙う

　衆院内閣委員会は９日にも、ＬＧＢＴなど性的少数者への理解増進法案を採決する。与野党提出の３案をそれぞれ採決。与党案が可決される見通しだ。自民党は８日、できるだけ幅広い賛同を得ようと、野党への働き掛けを強めた。

【時事時評】絶望なんてしない　ＬＧＢＴ法案たなざらしも、変化の後押しに

　自民党の萩生田光一政調会長は同日、日本維新の会の馬場伸幸代表らと国会内で会談した。維新は国民民主党と共同で対案を提出しており、与党案との接点を探ったとみられる。自民と維新はこの後も政策担当者が協議を続けた。
　一方、立憲民主党の国対関係者は、与党案と維新・国民案が一本化された場合、「委員会は仕切り直しになる」と語った。９日の採決が予定通り行われるかは流動的な要素も残る。