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日米台、無人機情報の共有計画 中国海軍の動向把握―英紙報道

2023年06月08日14時15分

無人機MQ9B「シーガーディアン」=2022年2月、アブダビ(AFP時事)

無人機MQ9B「シーガーディアン」=2022年2月、アブダビ(AFP時事)

 英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は8日、複数の関係筋の話として、日本と米国、台湾が無人偵察機で収集したデータの即時共有を検討していると伝えた。「米国による台湾有事に備えた協力強化の取り組み」の一環という。

【写真】東シナ海上空を飛行した中国の無人偵察機BZK005と推定される機体

 米国は、海洋監視用の無人機MQ9B「シーガーディアン」4機を2025年以降、台湾に供与する予定で、インド太平洋地域の米軍や自衛隊が使用するシステムに同機を統合することを認める方針という。日米台はこれにより、無人機が収集する情報を同時に観測できるようになる。
 実現すれば、台湾有事の際に加え、沖縄からフィリピンを結ぶ第1列島線内における平時の中国海軍の動向を即時に把握する能力が高まることになる。計画に関わる軍関係者は、無人機システムの利用法について台湾軍は米国や日本と一緒に訓練を受けることになるとの見方を示した。

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