• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

「もう一歩踏み込んで」 同性カップルら訴え―福岡

2023年06月08日17時41分

同性婚訴訟の判決後、記者会見する(左から)原告のまさひろさん、こうすけさん、こうぞうさん、ゆうたさん=8日午後、福岡市

同性婚訴訟の判決後、記者会見する(左から)原告のまさひろさん、こうすけさん、こうぞうさん、ゆうたさん=8日午後、福岡市

 同性カップルらが全国5カ所で起こした同性婚訴訟は8日、地裁レベルの判決が出そろった。同性婚を認めない規定を「違憲状態」とした福岡地裁判決を受け、原告と弁護団は同日午後、福岡市内で記者会見。内容を一定程度評価しつつ、「もう一歩踏み込んだ判決を」「国は早急に動いて」などと訴えた。

「政治が動く判決を」 原告の男性カップル―福岡・同性婚訴訟

 原告のまさひろさん(35)=福岡市=は今回の判決について「ほっとしている。欲を言うと違憲と言い切ってほしかったが、一歩前進だ」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 原告となったもう一組の同性カップルの一人、ゆうたさん(39)=熊本市=は「これまでの4地裁判決の二番煎じのようだ。(違憲と判断した)名古屋地裁判決を受け、もう一歩踏み込んだ判決を期待していた」と失望を口にした。
 ゆうたさんのパートナー、こうぞうさん(40)=同市=は「何かがすぐには変わらないし、両手を上げて喜べる状態ではないが、これからも諦めないし沈黙もしない」と複雑な心境を吐露。「同性婚の法制化は長年放置されている。国は待ったなしの状態と捉え、早急に動いてほしい」と求めた。

関連記事

こんな記事も

社会用語

社会

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ