ＩＯＣ、統括団体の承認取り消しへ　パリ、ロス五輪は実施―ボクシング

　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は７日、不明朗な組織運営を理由に資格停止が続いている国際ボクシング協会（ＩＢＡ）について、改革が進んでいないとして、統括団体の承認取り消しを理事会がＩＯＣ総会に勧告すると発表した。２２日に臨時総会が開かれる。

ＩＯＣに報告書提出　ガバナンス改善を強調―国際ボクシング協会

　一方で、ＩＯＣは２０２４年パリ五輪でボクシングを行う方針。ロイター通信によると、保留となっていた２８年ロサンゼルス五輪での実施も決まった。
　ＩＯＣは報告書で「ＩＢＡは、ガバナンスと財務の透明性と持続可能性や、レフェリー、ジャッジの完全性への懸念に、ＩＯＣが満足するような対処ができていない」と指摘。ＩＢＡは公式サイトなどで、承認取り消しの勧告について「本当に忌まわしく、完全に政治的なものだと考えている」とＩＯＣを批判した。　（時事）