コソボ外相、北部再選挙「前向き」　セルビア大統領を非難

　【プラハＡＦＰ時事】コソボのゲルバラ外相は６日、訪問先のプラハで記者会見し、セルビア系住民が多いコソボ北部で４月に行われた地方選について「再選挙に前向きだ」と述べた。セルビア系住民がボイコットした選挙では対立するアルバニア系が投票率３．５％未満の中で勝利。怒ったセルビア系住民の暴動が発生した。

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　ゲルバラ氏は「再選挙を行うには段階を踏む必要がある。片方が再選挙を主張し、片方がまたボイコットする状況では意味がない」と指摘。住民の暴動は、地方選そのものよりも「コソボの不安定化を狙うセルビアのブチッチ大統領の意図が関係している」と非難した。
　コソボの人口はアルバニア系が多数を占め、セルビア系は約６％。しかし、北部ではセルビア系が多数となる地域がある。