サウジ皇太子と会談 中東安定化や人権議論―米国務長官
2023年06月07日10時31分
【ワシントン時事】米国務省は6日、ブリンケン国務長官が訪問先のサウジアラビア西部ジッダで、事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談したと発表した。国務省によると、両者は中東情勢の安定化に向け、共に取り組むことを確認した。
中国の仲介でサウジとイランが関係修復に合意した3月以降、ブリンケン氏がサウジを訪れるのは初めて。米サウジ両国はぎくしゃくした関係が続くが、会談を機に改善へと歩み寄れるかが焦点となる。
米側の発表によると、会談ではイエメン内戦や戦闘が続くスーダン情勢を協議。ブリンケン氏はスーダンからの米国人退避をサウジが支援したことなどに謝意を示した。経済協力の深化に関しても話し合った。