「受精卵間違え流産」と提訴 40代夫婦がクリニック相手に―大阪地裁
2023年06月07日11時21分
体外受精で妊娠後に流産したのは、受精卵を選び間違えたのが原因だとして、横浜市在住の女性(40)と夫(41)が7日、大阪市内の不妊治療専門クリニックと理事長、院長らに約1000万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。
原告側代理人弁護士によると、夫婦は2019年2月からクリニックに通院。女性は体外受精でできた受精卵六つのうち一つを移植され妊娠したが、約1カ月後の11月に流産した。夫婦が着床前診断を行った検査会社の報告書を調べたところ、染色体異常が少ないとされた胚を移植するはずが、「異常胚」だったことが判明したという。