有原らサヨナラ呼ぶ力投 柱の不在感じさせず―プロ野球・ソフトバンク
2023年06月06日22時42分
開幕投手の大関と守護神オスナが離脱中のソフトバンク。先発の有原らがサヨナラ勝ちを呼び込む好投を見せ、選手層の厚さを示した。
有原は米大リーグから日本球界に復帰後初めて登板。150キロ前後の直球に、動く速球を織り交ぜた。味方が先制した直後の五回。先頭を野手の失策で出して追い付かれたが、最後は2死満塁から4番牧を151キロで遊飛に打ち取り最少失点で切り抜けた。「真っすぐをしっかり投げられて、力のない打球を打たせることができた」
七回2死一塁で、めどとしていた100球を超えて降板。大関の体調不良により巡ってきたチャンスで結果を残したが、「走者を残して代わってしまったので、中継ぎに負担を掛けた」と反省も忘れなかった。
2番手津森がピンチをつくりながらも切り抜け、八回を投げた松本裕、九回のモイネロは共に圧巻の3者連続三振。オスナ不在を感じさせないリレーで締めた。
有原について、藤本監督は「2軍での状態はそんなに良くなかったが、1軍では違うピッチングが見られる。ギアが上がる」と評価。次週も先発させる意向を示した。さらに一つ、ピースが加わった。