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駐日中国大使、拘束事件で「リスク扇動」 半導体規制もけん制

2023年06月06日21時11分

中国の呉江浩駐日大使=4月28日、東京都千代田区

中国の呉江浩駐日大使=4月28日、東京都千代田区

 【北京時事】中国の呉江浩駐日大使は、日本国際貿易促進協会の会合で講演し、中国で相次ぐ邦人拘束に絡み、「スパイ活動に従事して拘束された事件を利用して人身安全リスクを扇動し、中国からの撤退をあおっている」と主張し、日本側を批判した。講演は2日に行われ、中国メディアが5日報じた。

在留邦人に広がる不安 「スパイ行為」の対象拡大―中国

 北京では3月、日本人男性がスパイ行為の疑いで拘束された。容疑の具体的な説明はなく、在留邦人や日本の経済界の間で不安が広がっている。同協会は、元衆院議長の河野洋平会長をはじめとする訪中団を7月上旬に派遣する。
 呉氏はまた、米国と歩調を合わせる形で日本が打ち出した半導体輸出規制を重ねてけん制。「中日両国が共に負け、米国が単独で勝つことになる」と訴え、「情勢を見極め、理性的決定を下す」よう日本側に求めた。

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