離島防衛用滑空弾の開発着手 31年度配備目指す―防衛省
2023年06月06日20時11分
防衛省は6日、敵の射程圏外から攻撃する「スタンド・オフ・ミサイル」の整備に向け、能力向上型の「島しょ防衛用高速滑空弾」を開発する契約を三菱重工業と結んだと発表した。2031年度からの部隊配備を目指す。昨年末に保有を決めた反撃能力(敵基地攻撃能力)としての使用が想定されている。
能力向上型の高速滑空弾は、離島などに着上陸した敵の部隊や艦艇を変則軌道で狙うミサイル。23年度予算に関連経費を初めて計上しており、27年度までの契約額は2003億円に上る。