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東京逃した悔しさ糧に 松田詩野、悲願の五輪へ―サーフィン

2023年06月06日16時28分

サーフィン女子で2024年パリ五輪出場権を暫定的に獲得した松田詩野=5日、エルサルバドル(C)ISA/Jersson Barboza撮影)

サーフィン女子で2024年パリ五輪出場権を暫定的に獲得した松田詩野=5日、エルサルバドル(C)ISA/Jersson Barboza撮影)

 サーフィン女子の松田詩野(20)が2024年パリ五輪出場権を暫定的に獲得した。エルサルバドルでのワールドゲームズ(WG)で敗者復活8回戦まで進み、アジア勢最上位が確定したため。24年WG(2月開幕、プエルトリコ)に出場すれば正式に五輪切符を手にすることになり、悲願がようやくかないそうだ。
 松田は19年WGでもアジア勢最上位となって東京五輪の出場条件を満たしたが、代表になれなかった。各国・地域の出場枠は最大2で、21年WGで出場権を獲得した選手が優先されることになっていた。松田は21年WGで振るわず、他の2人が東京五輪代表になった。
 そんな苦い経験を糧に成長を遂げた。「練習中もあの悔しさを思い出すようにして、疲れていても頑張ろうと思えた。モチベーションになった」。海での練習の質を上げただけでなく、筋力トレーニング、さらにはランニングなどの有酸素系メニューも増やして体の切れを求めた。今大会前に暑さ対策をするなど、調整面の気配りも細やかになった。
 パリ五輪会場は南太平洋の仏領ポリネシアのタヒチ。「小さい時からサーフィンの魅力をたくさんの人に伝えたい気持ちがある。それができるのがオリンピック」。そんな思いも胸に、世界屈指のスポットで夢舞台に挑むことになりそうだ。 (時事)

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