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LNG争奪戦、「今後も続く」 ウクライナ侵攻で構造一変―エネルギー白書

2023年06月06日09時48分

スペイン・バルセロナ港にある液化天然ガス(LNG)ターミナルの貯蔵タンク=2022年12月15日(AFP時事)

スペイン・バルセロナ港にある液化天然ガス(LNG)ターミナルの貯蔵タンク=2022年12月15日(AFP時事)

 政府は6日の閣議で、2022年度版「エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書)を決定した。ロシアのウクライナ侵攻後、欧州が液化天然ガス(LNG)の輸入を拡大したことで、天然ガス市場の需給構造が一変したと指摘。「世界的なLNG争奪戦は短期間で終わらず、今後もこの傾向が続く」と予測した。

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 欧州はロシアからパイプラインを通じて天然ガスを調達していたが、侵攻後は米国のLNGを大量輸入するようになった。これにより、従来米国の主要な輸出先であったアジアは供給不足に陥った。LNGの生産能力は需要の伸びに追い付かず、価格が通常時の水準に戻るのは、「30年以降になる可能性も想定される」との見通しを示した。

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