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4月の実質賃金、3%減 物価高、賃金の伸び上回る

2023年06月06日17時33分

【図解】名目賃金と実質賃金の増減率

【図解】名目賃金と実質賃金の増減率

 厚生労働省が6日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比3.0%減となった。マイナスは13カ月連続。物価上昇に賃金の伸びが追い付かず、賃金の目減りが続いている。

実質賃金、1.8%減 8年ぶり落ち込み幅―物価高が家計圧迫・22年度

 基本給と残業代などを合わせた名目賃金は、労働者1人当たり平均で1.0%増の28万5176円。就業形態別に見ると、正社員ら一般労働者が1.1%増の36万9468円、パートタイム労働者が1.9%増の10万3140円だった。
 一方、実質賃金の算出に用いる4月の消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)は4.1%上昇。食品のほか、携帯電話機やルームエアコンなどの電化製品も上がるなど、インフレ圧力は根強い。

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