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加藤、四大大会側へ提訴 女子複の失格判定に不服―全仏テニス

2023年06月06日08時02分

混合ダブルス準々決勝でプレーする加藤未唯=5日、パリ

混合ダブルス準々決勝でプレーする加藤未唯=5日、パリ

 【パリ時事】テニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、ボールガールに打球が当たって失格となった加藤未唯(ザイマックス)が5日、判定を不服として四大大会側に提訴したことを明らかにした。混合ダブルス準々決勝で勝利後の記者会見で、「危険ボールだと判定され、納得がいっていない」と語った。

議論呼ぶ加藤組の全仏テニス失格 危険行為、過去にはジョコビッチも

 加藤は第2セット途中でポイント間に打った球がボールガールに直撃し、危険な行為と見なされた。加藤によると、主審から警告を受けた後、相手ペアが「彼女は血が出ている」などと言って確認を要求。競技に関する責任者がボールガールらと話した後、失格とされた。主催者によると、ボールガールにけがはなかったが、頭痛を訴えたという。
 加藤は映像で確認してもらえなかったと言い、「動画を見てほしい。強く当てたと認識されたと思うが、そうじゃないと主張した。事実を隠したいとしか思えない。判定が覆ったことも納得がいかない」と訴えた。
 加藤によると、賞金没収とポイント剥奪の処分を受け、罰金も科される可能性があるという。この日の混合複では、失格した試合と同じコートで4強入りを決め、プレー後は涙を流した。「ブーイングがなくてよかった、とほっとした。私を見掛けた人がみんな声を掛けてくれて、うるっときた」と振り返った。

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