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サン・アロー元社長ら有罪 五輪汚職、元理事への贈賄―東京地裁

2023年06月06日11時53分

東京地裁=東京都千代田区

東京地裁=東京都千代田区

 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(79)=受託収賄罪で起訴=側への贈賄罪に問われた縫いぐるみ製造「サン・アロー」元社長の関口芳弘(75)、息子の太嗣(50)両被告の判決が6日、東京地裁であった。高橋康明裁判長は2人に懲役1年、執行猶予3年(いずれも求刑懲役1年)を言い渡した。

KADOKAWA元専務、罪認める 五輪汚職、元理事への贈賄罪―東京地裁

 一連の汚職事件では、計15人が起訴され、これまでにAOKIホールディングス元会長ら5人の有罪が確定した。
 高橋裁判長は、両被告が起訴内容を認めているほか、賄賂の総額が約200万円にとどまることなどから、執行猶予が相当と判断した。
 判決などによると、芳弘、太嗣両被告は高橋被告に大会公式マスコットの縫いぐるみ製造・販売に関して便宜供与を依頼。2018年10月~21年4月、高橋被告側へ約700万円を送金したとされ、うち公訴時効(3年)が経過していない計約200万円が賄賂と認定された。

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