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意思疎通維持へ意見交換 米中高官、北京で会談

2023年06月06日11時50分

クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)=2022年7月、プノンペン(EPA時事)

クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)=2022年7月、プノンペン(EPA時事)

 【ワシントン、北京時事】米国務省は5日、クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が同日に北京で中国の馬朝旭外務次官と会談したと発表した。双方は意思疎通の維持に向けて意見を交換。2月に米軍が中国の偵察気球を撃墜して以降、国務次官補の訪中は初めて。

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 国務省の発表によると、会談では中国で拘束中の米国人や気候変動、中国起源とされる合成麻薬の問題に加え、台湾情勢、意思疎通の維持について協議した。米側は「積極的に競争し、米国の利益や価値観を擁護していく」考えを表明。「率直で建設的な議論だった」という。
 中国外務省の発表によれば、昨年11月の米中首脳会談での合意に基づき、「中米関係の改善や相違点の適切な管理と制御」について協議。米国側と同様に「建設的で実りある意思疎通だった」と評価した。台湾問題を「核心的利益」とする「中国の厳正な立場」も改めて説明したという。

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