ペンス氏が立候補届出　トランプ氏と異例の対決―米大統領選

　【ワシントン時事】ペンス前米副大統領（６３）は５日、連邦選挙委員会に２０２４年大統領選への立候補に関する書類を届け出た。共和党指名候補争いのトップを走るトランプ前大統領（７６）に挑む形で、前・正副大統領が戦う異例の選挙となる。ペンス氏は党指名レース初戦が行われる中西部アイオワ州で７日に演説し、正式な出馬表明を行う見通しだ。

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　キリスト教福音派など保守層に支持基盤を持つペンス氏は１７～２１年、トランプ氏の忠実な右腕として政権を支えた。しかし、トランプ氏が２０年大統領選の敗北結果を覆そうと、２１年１月に支持者に連邦議会議事堂への侵入をけしかけたことをきっかけに決別した。
　共和党では今週、ペンス氏に加え、クリスティー前ニュージャージー州知事（６０）やノースダコタ州のバーガム知事（６６）も出馬表明を予定。いずれの候補も党内支持率は１桁台にとどまっている。