マイナ保険証、同意なく登録 自治体でミス、5件解除―厚労省
2023年06月05日18時59分
マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を巡り、厚生労働省は5日、本人の同意がないまま利用登録された事例を確認したと明らかにした。業務を担当した自治体が事務処理ミスを認め、その後、保険証としての登録を解除したのはこれまで5件に上っている。同日の参院特別委員会で、厚労省が説明した。
今回のミスは、市町村の担当者が窓口で住民のマイナカードの発行手続きをした際に、本人へ十分に確認しないままマイナ保険証の利用手続きを行ったのが原因とみられる。厚労省は、自治体の事務的なミスで保険証としての利用を登録した場合は取り消しを認めている。