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16年の女性失踪、無罪主張 殺人罪の元交際相手―京都地裁

2023年06月05日17時51分

 京都府井手町で2016年、専門学校生の女性=当時(19)=が失踪した事件で、殺人罪に問われた元交際相手、末海征河被告(26)の裁判員裁判の初公判が5日、京都地裁(増田啓祐裁判長)であった。末海被告は「僕は殺していません」と起訴内容を否認し、弁護側は「自殺だった」と無罪を主張した。

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 起訴状によると、末海被告は16年10月22日未明、井手町で、車の助手席に乗っていた女性の首を絞め、殺害したとされる。
 検察は冒頭陳述で、失踪直前に車内で言い争う2人を女性の家族が目撃していたと指摘した。末海被告は妊娠していた女性を殺害後、遺体を奈良市の若草山に遺棄し、女性の携帯電話を使って家族らにLINEスタンプを送るなど偽装工作したと言及。22年の逮捕前の取り調べに殺害などを認め、山から女性の一部骨や所持品が発見されたことも明らかにした。
 弁護側は「たばこを吸った後に戻ると、女性が首に充電コードを巻きつけて自殺していた」と主張した。

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