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トヨタ、6連覇に挑戦 激戦必至100周年記念大会―ルマン24時間

2023年06月05日15時51分

ルマン24時間の「テストデー」に臨んだトヨタの2台=4日、フランス・ルマン(AFP時事)

ルマン24時間の「テストデー」に臨んだトヨタの2台=4日、フランス・ルマン(AFP時事)

 伝統の自動車耐久レース、第91回ルマン24時間は10~11日にかけてフランス・ルマンのサルテ・サーキットで決勝が行われる。1923年の初開催から100周年の記念大会。最高峰クラスのハイパーカーには16台がエントリーした。GR010ハイブリッド2台で総合6連覇に挑むトヨタ勢のほか、ポルシェ・ペンスキー、フェラーリ、プジョー、キャデラックなどの精鋭が集い、昨年と様相が一変。ハイレベルな優勝争いが繰り広げられそうだ。

〔写真特集〕ルマン24時間、トヨタが5連覇

 ルマンで初優勝した2018年から昨年まで5連覇(8号車4勝、7号車1勝)したトヨタ。そのうちワンツーフィニッシュが4度を数えるように、チーム内のもう1台が最大のライバルという状況が長く続いてきたが、今年は違う。
 7号車のドライバーを兼務するチーム代表の小林可夢偉は「戦いは激しさを増している。初心に立ち返り、車を完璧に準備するため最善のセットアップを見いだし、もう一度、チームスピリットを発揮する必要がある」と気を引き締め、記念大会を「本当に特別なレース」と心待ちにする。
 ルマン24時間は世界耐久選手権(WEC)の第4戦。今季のWECでトヨタ勢は7号車が2勝、平川亮らの8号車が1勝と3連勝中。王者の立場で臨む。8号車の一員としてルマン4勝のベテランドライバー、セバスチャン・ブエミ(スイス)は「強力なライバルの挑戦を受けることになる。これまでに培ってきた経験を総動員する必要があるが、いい戦いができる自信はある」と言う。
 ルマンでのメーカー最多連勝はポルシェの7連覇(1981~87年)で、2位はフェラーリの6連覇(60~65年)。トヨタは史上3例目の6連覇に挑戦する。(時事)

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