チャン、７２年ぶり快挙　実力証明、デビュー戦Ｖ―米女子ゴルフ

　【ジャージーシティー（米ニュージャージー州）時事】主催者推薦で出場した２０歳が快挙を成し遂げた。４日までニュージャージー州ジャージーシティーのリバティーナショナルＧＣで行われた米女子ゴルフのみずほアメリカズ・オープンで、ローズ・チャン（米国）が１９５１年のビバリー・ハンソン（同）以来となるプロデビュー戦優勝を果たした。

古江、好調続く　米女子ゴルフ

　首位で出た最終日。チャンは１打リードで迎えた最終１８番でボギーをたたき、ジェニファー・カプチョ（米国）に並ばれた。気を取り直してプレーオフに臨み、２ホール目にパーをセーブして決着。「信じられない。先週プロになったばかりでこの場所にいる。ここまでの道のりを楽しんでいる」。満面の笑みを浮かべた。
　１４１週にわたって女子アマチュア世界ランキング１位の座を確保し、今春のオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権も制覇。５月末にプロ転向し、鳴り物入りでデビューした舞台で華々しく実力を証明した。
　アマチュアで輝かしい実績を残して大スターになったタイガー・ウッズ（米国）と同じスタンフォード大に在籍。ウッズは、大学タイトルも防衛したばかりの後輩を「信じられないような数週間になった」と、ツイッターで祝福。次代のスター候補への期待はさらに高まりそうだ。