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中盤の加速で圧倒 泉谷、12秒台も視野に―陸上日本選手権

2023年06月04日21時26分

男子110メートル障害決勝で日本新記録を出した泉谷駿介=4日、大阪・ヤンマースタジアム長居

男子110メートル障害決勝で日本新記録を出した泉谷駿介=4日、大阪・ヤンマースタジアム長居

  • 男子110メートル障害決勝、力走する泉谷駿介(中央)。右は高山峻野=4日、大阪・ヤンマースタジアム長居

 今季好調の泉谷が圧倒的なスピードを見せつけた。男子110メートル障害で自身の日本記録を0秒02更新して制し、「率直にうれしい気持ちでいっぱい」と晴れやかな表情で話した。
 スタートから隣の高山と並走したが、6台目のハードルを越えたあたりからぐいぐいと加速。「持ち味の中盤以降に乗っていけたのがよかった。前半に慌てなかったのが伸びにつながった」。プラン通りの走りでライバルを置き去りにした。
 5月のセイコー・ゴールデングランプリ横浜でも13秒07をマークしており、「13秒0台で2本走ったのは自信になる」。この日の決勝は向かい風0・9メートルだったことに加え、「前半にもう少しいけたらタイムは上がる」との感触が残った。伸び盛りの23歳。12秒台も現実味を帯びてきた。
 13秒04は、昨年の世界選手権決勝で2位に相当する記録。今年8月に控える大舞台へ向け、「まずはファイナルを目指す。ファイナルにいってしまえば、あとはやるだけなので」と威勢よく話した。

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